昨年、千葉県医療機器等開発支援補助事業に選定された、(株)山忠(木更津市潮浜)が研究開発してきた多機能一体型細胞診位相差観察医療機器(通称・ポータブルがん細胞発見器)『モバイルローズ(MR)』が、国際特許出願に至り、昨年11月の第19回日本臨床細胞学会での研究発表以来、国内外の医療関係者に大きな反響を呼んでいる。
また現在、木更津市内で「ソフィアキッズ保育園」を展開している(株)F(木更津市清見台南)が昨年12月に、千葉県に対し管理医療機器販売事業所・ソフィアMRY(通称・ソフィア未来)を登録し、MRの国内販売代理店の一つとして、名乗りを上げた。
(株)Fは、その売り上げの一部を、生活困窮家庭や、ひとり親家庭の子どもたちが、一人でも多くの学童保育所に通えるための支援金(MR基金)をして、役立てる。 そのテストモデルに、今年4月から始まる清見台小学校区においての学童保育ソフィアキッズクラブを運営する特定非営利活動法人レイライン(木更津市太田)へ寄付することになった。
同事業及び支援等について、今月27日(水)、(株)山忠本社屋内で、(株)山忠・加藤和世社長、(株)F、特定非営利活動法人レイラインによる、3者協定「共同宣言」の締結・調印式が執り行われた。
今後の展開として、学童保育ソフィアキッズクラブでは、日常の遊びの中で、個々の児童にパソコンを無償貸与し、毎週1回、4年間のカリキュラムでプログラミングスキルを身につけることや、生活困窮者やひとり親家庭等では、保護者の自己申告によりMR基金を活用して、学童保育量を実質無料にするなども予定されている。 ちなみに(株)山忠は、かつて、化粧品を製造販売し、食品や化粧品製造の世界最高品質を競う祭典・モンドセレクション3年連続(2009~2011)最高金賞受賞という世界初の快挙を成し遂げている。