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田中重伸陸将『日本の平和を守る』を講演 特定非営利活動法人レイライン かずさや開店記念

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 木更津市内で学童保育や保育園を運営する特定非営利法人レイライン(森田泰文理事長)は27日午後4時30分から、かずさアカデミアホールで、ライオンズクラブ融資や主任児童委員などの参加協力により、今年4月から始める「こどもライオンズ食堂かずさや」の開店記念イベント(平和祈念集会)を開催した。 集会にはオンライン市長も合わせて369人が参加。

 こども食堂運営責任者・安藤順子さんが趣旨説明した後、真里谷で子育てと音楽活動を両立するシンガーソングライター松本佳奈さんのリサイタル、続いて陸上自衛隊教育訓練研究本部長の田中重伸陸将(富津市湊出身)による『日本の平和を守る』と題した講演会が行われた。

 田中重伸陸将は講演で、異動先でさまざまな自然災害に見舞われ、自ら災害支援の陣頭指揮をとってきた体験談や、熊本大地震の際には、米軍海兵隊のオスプレイが被災地救助・支援に活躍した-等を報告。 「なんといっても、災害の初動体制は、どんな組織や制度でもない。普段日常の人と人とのつながり、ヒューマンネットワークである」と、自らヘリコプターを操縦して被災直後の現地を偵察し支持を出した体験などを語った。

 イベント会場では、君津レオクラブによる盲導犬育成チャリティ活動も行われ、多くの協力と理解を得た。 木更津ライオンズクラブ主催の交流茶話会では、松本佳奈さんのロビーリサイタルや、千葉県のライオンズクラブを代表して、自ら各地のこども食堂を支援してきた弁護士の藤原宏高LC第2副地区ガバナーからのアドバイスがあった。

 会場では、青木愛参議院議員が、災害支援用に自ら仕立てたこども食堂キッチンカーで駆け付けたり、企業や個人から続々と物資寄贈や財政的支援の申し出が寄せられた。

 また、熊谷俊人前千葉市長からの熱い支援の思いの祝意が紹介された。

当日の善意は次の通り。
▽森山コンサルティング代表・森山能成=マスク大人用300枚、こども用500枚、フェイスシールド50着、地産コシヒカリ玄米150キロ
▽在日華僑協会事務局長・揄明鶴=子ども用マスク1000枚 ▽和牛商人代表・安藤大輔=大人用マスク500枚
▽世界宗教者平和会議ジャパニーズトラスティズ・加藤昌孝=生活困窮家庭支援費を毎月10万円寄付
▽かずさネットワークの会教育文化基金=プログラミング学習用PC機材学童10人分。 (敬称略)

新千葉新聞の記事(きさこん)

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